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増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅱ 神経・筋疾患治療薬 自律神経障害
60.神経因性膀胱の薬物治療
著者: 服部孝道1
所属機関: 1千葉大学医学部・神経内科
ページ範囲:P.1890 - P.1891
文献購入ページに移動神経支配が障害されて起こる排尿障害は神経因性膀胱とよばれ,それには蓄尿障害と排出障害とがある.蓄尿障害は排尿筋の弛緩不全か尿道括約筋の収縮不全により,排出障害は排尿筋の収縮不全か尿道括約筋の弛緩不全によるものである.したがって,治療を開始する前に,蓄尿障害と排出障害のどちらを治療するのか,使用する薬物は排尿筋に対するものか,外尿道括約筋に対するものか,内尿道括約筋に対するものかを決定する必要がある2).
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