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増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅱ 神経・筋疾患治療薬 精神症状
65.幻覚,妄想,せん妄の薬物治療
著者: 山下元司1
所属機関: 1高知医科大学・神経精神科
ページ範囲:P.1900 - P.1901
文献購入ページに移動 身体疾患で治療中の患者に精神症状がみられることは稀ではない.ここでは,一般診療科で遭遇することが多い症状精神病を中心とした幻覚,妄想,せん妄の治療について解説する.病識を欠いて精神症状,身体症状の治療に拒否的な患者,興奮がとくに強い患者については本論の対象ではない.
軽度の意識障害を基盤に幻覚,妄想を呈している場合があり,この場合意識障害の存在が無視されていることが多い.診察にあたって見当識障害の有無を検討しておくことは重要である.とくに夜間に症状が悪化する場合は,意識障害の存在が疑わしい.
軽度の意識障害を基盤に幻覚,妄想を呈している場合があり,この場合意識障害の存在が無視されていることが多い.診察にあたって見当識障害の有無を検討しておくことは重要である.とくに夜間に症状が悪化する場合は,意識障害の存在が疑わしい.
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