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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻10号

1987年09月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅲ 呼吸器疾患治療薬 呼吸器一般薬の使い方

71.鎮咳剤の使い方

著者: 中田紘一郎1

所属機関: 1虎の門病院・呼吸器科

ページ範囲:P.1916 - P.1917

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咳嗽反射
 咳嗽は,気道に対する機械的刺激,化学的刺激,炎症性刺激,寒冷刺激などにより誘発される.咳嗽反射の受容体としては,喉頭,気管,気管分岐部には機械刺激受容体(mechanoreceptor)が多く,気管支,細気管支には化学受容体(chemoreceptor)が多く分布する.
 咳のreceptorの興奮は,迷走神経を介して延髄の咳中枢に伝達され,咳中枢から遠心路としての脊髄側索および迷走神経を介して呼吸筋,声帯筋ならびに気管支平滑筋の統合された反射運動として咳を生じる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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