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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻10号

1987年09月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅲ 呼吸器疾患治療薬 呼吸器一般薬の使い方

73.吸入薬剤の使い方

著者: 江頭洋祐1 清水妙子2

所属機関: 1公立玉名中央病院 2公立玉名中央病院内科

ページ範囲:P.1920 - P.1921

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 一般に,吸入療法は気道系疾患,とくに慢性閉塞性呼吸器疾患において,主に気管支拡張,気道クリーニング,抗炎症作用を目的として用いられている薬剤投与法である.エアゾルによる吸入療法は局所療法であるため,全身投与に比べ薬剤投与量が少なく副作用を軽減できる利点があるが,吸入装置や吸入手技の習得が難しいなどの要因により,薬剤の気道内沈着量が一定しないという欠点がある.そのため,より確実な治療効果を上げるには,患者を正しく選択し,適切な吸入方法を十分教育する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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