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増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅲ 呼吸器疾患治療薬 気管支喘息
74.気管支喘息における薬剤の選択
著者: 宮城征四郎1
所属機関: 1沖縄県立中部病院・診療部
ページ範囲:P.1922 - P.1925
文献購入ページに移動 過去30年,抗喘息薬は急速に目覚ましい進歩を遂げてきた.新しく導入された薬剤はいうに及ばず,旧来の薬剤も,その薬理,薬物血中動態の解明,投与経路や投薬のタイミング,薬剤コンプライアンス,薬剤の安全域と患者毎の個別化治療の概念の確立など,その進歩は枚挙に遑がない.さらにはTurner-Warwick1)による"Another Look at Asthma"に登場した喘息の新しい治療学的分類の試みもまた,喘息治療の概念をある意味で一新したといっても過言ではない.
個々の詳細については他項に譲り,本稿では日常診療に繁用される抗喘息薬に関する最近のトピックスを紹介し,それぞれがいかなるタイプの喘息のいかなる状態に選択されるかについて述べてみたい.
個々の詳細については他項に譲り,本稿では日常診療に繁用される抗喘息薬に関する最近のトピックスを紹介し,それぞれがいかなるタイプの喘息のいかなる状態に選択されるかについて述べてみたい.
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