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増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅲ 呼吸器疾患治療薬 気管支喘息
78.抗アレルギー剤の使い方
著者: 森晶夫1 奥平博一1
所属機関: 1東京大学医学部・物療内科
ページ範囲:P.1933 - P.1935
文献購入ページに移動アレルギー反応は,液性抗体の関与,その種類,反応の経過,補体の関与などにより,通常,I〜IV型(Gell and Coombs)に分類される.それぞれ,外来性・内因性抗原に対し感作が成立する誘導相(induction phase)の後に,抗原抗体反応に端を発する一連の組織障害性反応がみられる効果相(effector phase)が出現する.
抗アレルギー剤とは,このうちのI型アレルギー反応において,その効果相に働いて,ことに肥満細胞からのchemical mediator(化学伝達物質)の遊離を抑制する作用を有する薬剤をさす.
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