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増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅲ 呼吸器疾患治療薬 呼吸不全
83.呼吸刺激剤の使い方
著者: 町田和子1
所属機関: 1国立療養所東京病院・呼吸器科
ページ範囲:P.1946 - P.1947
文献購入ページに移動 急性呼吸不全時(あるいは慢性呼吸不全の急性増悪時)には,十分な酸素化をはかり,感染や心不全などの増悪の原因に対する治療を精力的に行う必要がある.この際,呼吸調節の異常があるために,酸素投与後著明な高炭酸ガス血症をきたす例がある.このような症例に対して,直接ないし間接に呼吸を刺激して換気を増加させ,ガス交換の改善をはかるために呼吸刺激剤が用いられる.
急性呼吸不全は緊急事態であるので,呼吸刺激剤使用時には,患者の状況をよくみながら,必要があれば速やかに人工換気に切り替えることが大切である.
急性呼吸不全は緊急事態であるので,呼吸刺激剤使用時には,患者の状況をよくみながら,必要があれば速やかに人工換気に切り替えることが大切である.
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