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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻10号

1987年09月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅲ 呼吸器疾患治療薬 その他の呼吸器疾患

86.間質性肺疾患の薬物治療

著者: 谷村一則1 本間行彦2

所属機関: 1北海道大学医学部・第1内科 2北海道大学保健診療所・内科

ページ範囲:P.1952 - P.1953

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 間質性肺疾患(interstitial lung disease)は,胞隔に病変の主座があり,びまん性間質性陰影を呈する疾患の総称で,特発性間質性肺炎,膠原病肺,サルコイドーシス,職業性肺疾患,過敏性肺炎,薬剤誘起性肺炎などが含まれる1).これらの疾患では,胞隔の浮腫,炎症細胞浸潤による肥厚が起こり,さらに同部の線維化が進行し,ガス交換障害による呼吸困難を呈するようになる.このため,早期に原因を除去,あるいは早急な治療を行う必要がある.
 本稿では,間質性肺疾患のうちで最も問題となる特発性間質性肺炎(idiopathic interstitial pneumonia:IIP)について概説し,その治療法について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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