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文献概要
増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅳ 循環器疾患治療薬 心不全
94.血管拡張剤の使い方
著者: 茅野真男1 洒井隆1
所属機関: 1足利赤十字病院・循環器科
ページ範囲:P.1974 - P.1975
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血管拡張療法(VDT)は難治性心不全に適応で,とくに逆流性弁膜症や高血圧を伴っている場合は著効する.なぜジギタリス,利尿剤の後にはじめて適応かというと,導入時にinvasive monitoringが必要であったり,耐性の発現が多いためである.禁忌としては,狭窄症,IHSSのほか,ペースメーカー植え込み例である.
VDTの原理は省略するが,使用する薬剤の拡張部位が静脈か動脈かはよく知っておく必要がある(表1).
血管拡張療法(VDT)は難治性心不全に適応で,とくに逆流性弁膜症や高血圧を伴っている場合は著効する.なぜジギタリス,利尿剤の後にはじめて適応かというと,導入時にinvasive monitoringが必要であったり,耐性の発現が多いためである.禁忌としては,狭窄症,IHSSのほか,ペースメーカー植え込み例である.
VDTの原理は省略するが,使用する薬剤の拡張部位が静脈か動脈かはよく知っておく必要がある(表1).
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