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増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅴ 消化器疾患治療薬 消化管運動異常
122.食道・胃運動調節薬の使い方
著者: 原澤茂1
所属機関: 1東海大学医学部・内科6
ページ範囲:P.2050 - P.2051
文献購入ページに移動 食道・胃運動機能異常を病態とする疾患には,逆流性食道炎,上腹部不定愁訴(non-ulcer dyspepsia)などが一般的に認められている.しかし,消化性潰瘍である胃潰瘍や十二指腸潰瘍なども,最近における病態生理の解明によって,病因の1つとして胃運動機能異常が注目されてきている.今回は食道・胃運動異常に焦点を合わせ,とくに食後期の胃排出運動異常における胃排出遅延状態と胃排出亢進状態に分け,それぞれの運動異常を呈する疾患と治療上における薬物の使い方について,筆者らの検討したものについて述べてみたい.
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