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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻10号

1987年09月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅴ 消化器疾患治療薬 消化管運動異常

123.過敏性腸症候群の治療薬の選択

著者: 川上澄12

所属機関: 1弘前大学教育学部・看護学科(内科) 2弘前大学医学部・第1内科

ページ範囲:P.2052 - P.2054

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 過敏性腸症候群(irritable bowel syndrome;IBS)は,慢性の腹痛を訴えて来院する患者の半数以上を占める,臨床の場では最も頻度の高い消化管疾患の1つである.
 本症候群は,かつてはただ単に「腸管の機能的疾患」と定義されていたので(今でもそう誤解している医師がいる),その診断に際しては,器質的病変を除外することだけに注意が払われ,本症候群は「屑籠的な診断名である」などといわれていた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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