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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻10号

1987年09月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅴ 消化器疾患治療薬 消化性潰瘍および類縁疾患

129.潰瘍再発防止対策としての薬物治療

著者: 西元寺克禮1

所属機関: 1北里大学医学部・内科

ページ範囲:P.2072 - P.2073

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 消化性潰瘍の内科的治療の目標は,今日では,再発の防止に向けられている.すなわち,新しい抗潰瘍剤の出現で,一部の難治性(H2ブロッカー抵抗性)潰瘍を除き,少なくとも一旦は治癒させることが可能となったが,潰瘍の宿命ともいうべき再発の防止が困難なことが,改めて認識されたためである.潰瘍の再発予防には,内視鏡的再発を完全に抑制しようとするものから,有症状再発がなければ(極端には潰瘍合併症を抑制できれば)よしとする立場まであるが,今日主として話題となっているのは前者についてである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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