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増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅴ 消化器疾患治療薬 肝疾患
142.肝硬変の薬物治療
著者: 川崎寛中1
所属機関: 1鳥取大学医学部・第2内科
ページ範囲:P.2098 - P.2100
文献購入ページに移動 肝硬変は機能的に代償性と非代償性に分けられる.代償性肝硬変は,自他覚症状が軽く,検査成績も比較的安定しているので,病状を悪化させるような過労や飲酒を避ければ,通常の社会生活は差し支えない.一方,非代償性肝硬変は,腹水,黄疸,肝性脳症,消化管出血などの重篤な臨床症状を呈し,肝予備能は著しく低下しているので,原則として入院させて治療にあたる.
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