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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻10号

1987年09月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅴ 消化器疾患治療薬 胆・膵疾患

146.胆道ジスキネジーの薬物治療

著者: 石原扶美武1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学・第1内科

ページ範囲:P.2109 - P.2109

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胆道ジスキネジーの病態と診断
 胆嚢,胆管,Oddi括約筋などの胆道系の機能的障害による胆汁排泄異常を胆道ジスキネジー(胆道機能不全)とよぶ.つまり,胆石症のような症状を示しながら,胆道系の器質的疾患である胆石,炎症,腫瘍,狭窄などや,他の臓器にも原因となる疾患を認めないものである.この原因としては,交感神経,副交感神経(自律神経因子)およびコレチストキニンに代表される消化管ホルモン(内分泌性因子)の異常による胆道内圧の変動や胆汁排出障害が関与していると考えられている.
 胆道ジスキネジーの分類では,Schöndubeの分類と診断基準が最も一般的である1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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