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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻10号

1987年09月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅵ 腎疾患治療薬 腎炎,ネフローゼ症候群

156.ネフローゼ症候群の薬物治療

著者: 成田光陽1

所属機関: 1筑波大学臨床医学系・内科

ページ範囲:P.2139 - P.2141

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 腎炎,ネフローゼ症候群は,主として免疫学的機序により惹起されると考えられているが,その進展,悪化あるいは修復過程には血液凝固線溶系,血小板系,キニン・カリクレイン系,補体系などが複雑に関連しあっていることが明らかとなりつつある1)
 近年,これらの進展機序解明の進歩に対応し,多様な治療法が開発されつつあり,とくにネフローゼ症候群において多彩な治療が行われている.図は,ネフローゼ症候の発生機序と,各段階における対策を示したものである.上方ほど原因療法に近く,下方ほど対症療法ということになる.ここでは,これらのうち薬物療法について概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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