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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻10号

1987年09月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅵ 腎疾患治療薬 合併症としての腎障害

160.妊娠中毒症における薬物治療

著者: 出浦照國1

所属機関: 1昭和大学藤が丘病院・内科

ページ範囲:P.2148 - P.2149

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 妊娠中毒症がpregnancy induced hypertensionという用語におきかえられて用いられることが多いことでも明らかなように,本症の発症・経過・予後を決定づけるのは高血圧であり,臨床的に問題となるほどの蛋白尿や浮腫の出現には,常に高血圧の先行あるいは合併をみる.すでに腎疾患がある場合は別として,純粋妊娠中毒症では,高血圧なしで臨床的に問題となるほどの蛋白尿や浮腫をきたすことはほとんどない.
 したがって,高血圧のコントロールあるいはその発症の防止が,妊娠中毒症治療の根本をなすと考えてよい1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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