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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻10号

1987年09月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅵ 腎疾患治療薬 透析療法の合併症

167.透析患者における貧血の薬物治療

著者: 佐中孜1

所属機関: 1東京女子医科大学・第4内科

ページ範囲:P.2166 - P.2167

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 透析患者における貧血の原因として,①エリスロポエチンの欠乏による骨髄造血障害,②尿毒症毒素による骨髄での造血抑制,③赤血球膜の脆弱化による赤血球寿命の短縮,④鉄,葉酸,ビタミンB12などの欠乏,⑤消化管出血,採血による赤血球喪失などがあげられる.
 このうち①のエリスロポエチンの欠乏が主因であり,その製剤も開発されている1).しかし,目下のところ臨床治験の段階にあり,原因として列挙されているものに対して,可能な限りきめ細かく対策を立て,それを実行してゆくというのが,現状での最善の治療法ということになろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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