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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻10号

1987年09月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅶ 血液疾患治療薬 リンパ系腫瘍

176.ホジキン病の薬物治療

著者: 白川茂1 塚田哲也1 上村泰弘1

所属機関: 1三重大学医学部・第2内科

ページ範囲:P.2192 - P.2193

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 悪性リンパ腫は,生物学的な特性の相違により,ホジキン病(HD)と非ホジキンリンパ腫(NHL)に二大別される1).HDは肉芽腫性病変から腫瘍性病変に至る特異な性格を示し,通常リンパ節に初発し,順次隣接したリンパ節・リンパ領域に接続性に進展し,NHLとは異なり,節外性に初発することはほとんどなく,また白血化は通常みない.またHDでは初診時に全身症状(体重減少,発熱,盗汗)を伴うものは予後不良である.
 わが国の悪性リンパ腫の特徴として,欧米に比べHDが少なく(欧米30〜50%,本邦10〜15%),また多少異論があるが,予後比較的良好な結節硬化型が少ない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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