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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻10号

1987年09月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅶ 血液疾患治療薬 出血傾向

179.特発性血小板減少性紫斑病の薬物治療

著者: 野村武夫1

所属機関: 1日本医科大学・第3内科

ページ範囲:P.2200 - P.2201

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治療方針
 1)治療の種類と選択順序 特発性血小板減少性紫斑病(ITP)に対する第1選択の薬物は,副腎皮質ステロイドである.これに不応性もしくは不耐性の場合には,摘脾術を施すのが望ましい.摘脾直後には90%の症例で血小板増加反応がみられ,50%では効果が長く維持される.しかし,手術を承諾しない患者もあり,その際には第2選択の治療として免疫抑制薬を選ぶ.
 以上の標準的治療に抵抗性の難治性ITPに対しては,第3選択の特殊治療を試みる1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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