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増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅷ 内分泌・代謝疾患治療薬 副甲状腺疾患
192.活性型ビタミンDの使い方
著者: 藤田拓男1
所属機関: 1神戸大学医学部・第3内科
ページ範囲:P.2230 - P.2231
文献購入ページに移動 活性型ビタミンDは,ビタミンD3の1位のα水酸化化合物1α(OH)ビタミンD3,またはさらに25位を水酸化し1α25(OH)2ビタミンD3,すなわち生体内における最終的な活性型としたものであって,1α(OH)ビタミンD3も肝臓で25位が水酸化されて1α25(OH)2ビタミンD3となって作用する.さらに1α24(OH)2ビタミンD3や1α25(OH)2ビタミンD3のフッ素化合物が現在開発中であって,潜在的にはこれらも活性型ビタミンDに属すると考えてよい.
すなわち,活性型ビタミンDであることの必要条件は1位の水酸化であって,正常者では腎でだけ行われるビタミンDの1位の水酸化である.ビタミンDの分子の他の部分の変化と異なり,1位の水酸化は,ビタミンDの作用の発現に不可欠であるだけでなく,他の方法によっては変え難いために,このような言葉が用いられるのであろう.
すなわち,活性型ビタミンDであることの必要条件は1位の水酸化であって,正常者では腎でだけ行われるビタミンDの1位の水酸化である.ビタミンDの分子の他の部分の変化と異なり,1位の水酸化は,ビタミンDの作用の発現に不可欠であるだけでなく,他の方法によっては変え難いために,このような言葉が用いられるのであろう.
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