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増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅷ 内分泌・代謝疾患治療薬 副腎皮質疾患
193.クッシング症候群の新しい治療薬
著者: 竹田亮祐1
所属機関: 1金沢大学医学部・第2内科
ページ範囲:P.2232 - P.2233
文献購入ページに移動 副腎皮質の原発性病変(大多数は腺腫,稀に癌および原発性結節性異形成)によるコルチゾール産生過剰症(hypercortisolism)は,癌腫による場合はデオキシコルチコステロン(DOC),コルチコステロン(B)などの上昇を伴う例がある.治療の原則は腫瘍の外科的摘出にあるが,原発性結節性異形成は両側性病変であるので,両側副腎摘出の上,副腎皮質組織の一部を自家移植するなどの試みが行われている.
薬物療法には,ステロイド合成阻害薬であるo,p'-DDD,Trilostane(3β-hydroxysteroid dehydrogenase阻害薬)のほかに,抗真菌剤であるKetoconazole1)が用いられている.また,将来開発見込みの薬物としてはグルココルチコイド受容体の特異的ブロッカーがあるが,現在のところ実用的とはいえない.
薬物療法には,ステロイド合成阻害薬であるo,p'-DDD,Trilostane(3β-hydroxysteroid dehydrogenase阻害薬)のほかに,抗真菌剤であるKetoconazole1)が用いられている.また,将来開発見込みの薬物としてはグルココルチコイド受容体の特異的ブロッカーがあるが,現在のところ実用的とはいえない.
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