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文献概要
増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅷ 内分泌・代謝疾患治療薬 糖尿病
196.インスリンの使い方
著者: 岩本安彦1
所属機関: 1自治医科大学・内分泌代謝科
ページ範囲:P.2238 - P.2239
文献購入ページに移動インスリン療法の適応と目標・指標
インスリン依存型糖尿病(IDDM)や糖尿病性昏睡などのように,インスリンを投与しないと生命を維持しえない場合のみならず,インスリン非依存型糖尿病(NIDDM)においてもインスリンを投与すべき多くの場合(病態)があり,それらはすべてインスリン療法の適応となる(表1).
インスリン療法により,長期間にわたって代謝の良好なコントロールを維持し,糖尿病性昏睡などの急性合併症を起こさず,網膜症,腎症,神経障害および動脈硬化症などの慢性合併症の発症や進行を阻止するという糖尿病治療の目標を達成することは容易ではない.インスリンの使い方の工夫も重要であるが,食事療法と運動療法の適切な実行が不可欠である.
インスリン依存型糖尿病(IDDM)や糖尿病性昏睡などのように,インスリンを投与しないと生命を維持しえない場合のみならず,インスリン非依存型糖尿病(NIDDM)においてもインスリンを投与すべき多くの場合(病態)があり,それらはすべてインスリン療法の適応となる(表1).
インスリン療法により,長期間にわたって代謝の良好なコントロールを維持し,糖尿病性昏睡などの急性合併症を起こさず,網膜症,腎症,神経障害および動脈硬化症などの慢性合併症の発症や進行を阻止するという糖尿病治療の目標を達成することは容易ではない.インスリンの使い方の工夫も重要であるが,食事療法と運動療法の適切な実行が不可欠である.
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