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文献概要
増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅸ 免疫・アレルギー・膠原病治療薬 慢性関節リウマチ
203.金剤,D-ペニシラミンの使い方
著者: 安倍達1
所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センター・第2内科
ページ範囲:P.2258 - P.2259
文献購入ページに移動慢性関節リウマチの治療薬としての金剤およびD-ペニシラミン
慢性関節リウマチ(RA)の薬物療法では,非ステロイド抗炎症剤が第1選択剤である.したがって,まず非ステロイド抗炎症剤で治療を開始し,十分な薬効が発揮されない場合に併用される.金剤,D-ペニシラミンともに遅効性薬剤であり,効果発現までに8〜12週の期間が必要である.それら薬剤は,非ステロイド抗炎症剤がプロスタグランディン生合成を抑制することにより抗炎症,抗リウマチ作用を発揮するのに対し,免疫担当細胞レベルの関与によって作用が発現され,薬物自体の抗炎症作用はほとんどない.
慢性関節リウマチ(RA)の薬物療法では,非ステロイド抗炎症剤が第1選択剤である.したがって,まず非ステロイド抗炎症剤で治療を開始し,十分な薬効が発揮されない場合に併用される.金剤,D-ペニシラミンともに遅効性薬剤であり,効果発現までに8〜12週の期間が必要である.それら薬剤は,非ステロイド抗炎症剤がプロスタグランディン生合成を抑制することにより抗炎症,抗リウマチ作用を発揮するのに対し,免疫担当細胞レベルの関与によって作用が発現され,薬物自体の抗炎症作用はほとんどない.
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