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増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅸ 免疫・アレルギー・膠原病治療薬 全身性エリテマトーデス
208.免疫抑制剤の使い方
著者: 倉田典之1
所属機関: 1香川医科大学・第1内科
ページ範囲:P.2269 - P.2269
文献購入ページに移動 全身性エリテマトーデス(SLE)は,免疫抑制剤の対象とされやすい疾患である.その理由は,本症で認められる種々の自己免疫現象が,組織障害(ループス腎炎その他)の原因となっているためであり,この意味では免疫抑制剤の使用は理論的に妥当である.
SLEで使用される免疫抑制剤は,経験的にcyclophosphamide(CY剤)とAzathioprine(AZ剤)が大半である.アルキル化剤の代表的薬剤であるCY剤としてはエンドキサンが使用され,プリン拮抗剤であるAZ剤ではイムランが使用される.上記の他,最近では抗生物質の一種であるcyclosporin A(Cy A)も一部で使用されているが,一般的でない.
SLEで使用される免疫抑制剤は,経験的にcyclophosphamide(CY剤)とAzathioprine(AZ剤)が大半である.アルキル化剤の代表的薬剤であるCY剤としてはエンドキサンが使用され,プリン拮抗剤であるAZ剤ではイムランが使用される.上記の他,最近では抗生物質の一種であるcyclosporin A(Cy A)も一部で使用されているが,一般的でない.
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