文献詳細
文献概要
増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅸ 免疫・アレルギー・膠原病治療薬 その他の膠原病
213.血管炎症候群の薬物治療
著者: 長沢俊彦1
所属機関: 1杏林大学医学部・第1内科
ページ範囲:P.2278 - P.2279
文献購入ページに移動■血管炎症候群とは
血管壁を場とする炎症(血管炎)が原因となって生ずる種々の臨床症候をまとめて血管炎症候群という.表1に示す諸疾患が血管炎症候群を呈する主な疾患である.
血管炎の病型の立場からは,PN,Churg-Strauss病,Wegener肉芽腫症,膠原病,過敏性血管炎は細小動脈のフィブリノイド壊死を伴う血管全層炎(以下,フィブリノイド型血管炎)を共通の病理組織学的所見とするので,血管炎に基づく臨床症候もかなり共通点が多い.したがって,治療もほとんど同じレベルで考えることができる.
血管壁を場とする炎症(血管炎)が原因となって生ずる種々の臨床症候をまとめて血管炎症候群という.表1に示す諸疾患が血管炎症候群を呈する主な疾患である.
血管炎の病型の立場からは,PN,Churg-Strauss病,Wegener肉芽腫症,膠原病,過敏性血管炎は細小動脈のフィブリノイド壊死を伴う血管全層炎(以下,フィブリノイド型血管炎)を共通の病理組織学的所見とするので,血管炎に基づく臨床症候もかなり共通点が多い.したがって,治療もほとんど同じレベルで考えることができる.
掲載誌情報