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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻11号

1987年10月発行

文献概要

今月の主題 虚血性心疾患の最前線 心筋虚血の診断はどこまで可能か

心電図法

著者: 川久保清1

所属機関: 1東京大学医学部・第2内科

ページ範囲:P.2314 - P.2317

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 一過性心筋虚血の診断の根拠として,心電図変化は,客観的指標の1つではあるが,心筋壊死(急性心筋梗塞)時と比べて,心筋虚血の判定は難しい点が多い.その理由としては,心筋虚血時の代表的な心電図変化であるST下降は,非特異的な面が多く,虚血以外の要因に左右されやすい点があげられる.また心電図は体表面から記録するため,虚血の大きさや部位診断に限界がある.
 ここでは,狭心症例(無症候性心筋虚血を含む)を対象として,安静時(非発作時)心電図および負荷心電図(運動負荷心電図,ホルター心電図)のもつ診断的意義について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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