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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻11号

1987年10月発行

文献概要

今月の主題 虚血性心疾患の最前線 心筋梗塞のconventional treatment

薬物療法

著者: 南野隆三1 佐々木達哉1 楽木宏美1

所属機関: 1桜橋渡辺病院・循環器内科

ページ範囲:P.2366 - P.2367

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 急性心筋梗塞の予後を左右する最大の要因は,広範囲梗塞による心不全,心原性ショックと重症不整脈の発生である.しかし,今日のCCUにおいてはprimary arrhythmiaによる死亡はほとんどみられず,急性心筋梗塞の死因の2/3を占める心原性ショックに関しても,その病態生理の解明と治療法の進歩〔強心,利尿剤に加え,血管拡張剤,補助循環,梗塞拡大防止を目的とした梗塞発症早期の冠動脈血栓溶解療法(PTCR)および冠動脈形成術(PTCA)〕により著しい改善がもたらされつつある.
 本稿では,急性心筋梗塞の心不全,不整脈の薬物療法に関し,その適応と限界について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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