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今月の主題 虚血性心疾患の最前線 interventional treatment
心筋梗塞に対するPTCA
著者: 光藤和明1
所属機関: 1倉敷中央病院・循環器内科
ページ範囲:P.2394 - P.2398
文献購入ページに移動 急性心筋梗塞の発生機転についてはさまざまな論議があるが,冠動脈の血栓性閉塞がその主役であることには疑問の余地がない.さらに最近では,粥状プラークの亀裂による内膜内出血から,冠動脈内壁在血栓を生じ,冠閉塞に至るとの見方が有力となっている.冠閉塞を放置持続させると,その冠動脈の灌流域は凝固壊死に陥るが,閉塞後早期に再灌流すると,灌流域の心筋の一部をsal-vageすることができる.
再灌流の方法としては,冠動脈内血栓を溶解する血栓溶解療法(冠動脈内注入法,静注法)という化学的方法と,PTCAという物理的・機械的方法があるが,ここでは心筋梗塞に対するPTCA1)の有用性と限界とについて考えてみたい.
再灌流の方法としては,冠動脈内血栓を溶解する血栓溶解療法(冠動脈内注入法,静注法)という化学的方法と,PTCAという物理的・機械的方法があるが,ここでは心筋梗塞に対するPTCA1)の有用性と限界とについて考えてみたい.
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