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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻11号

1987年10月発行

文献概要

今月の主題 虚血性心疾患の最前線 トピックス

t-PA,Pro-UK

著者: 岡田清孝1 松尾理1

所属機関: 1近畿大学医学部・第2生理学

ページ範囲:P.2404 - P.2406

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 現在,血栓溶解療法にはUrokinase(UK)あるいはStreptokinase(SK)が使用されている.しかし,有効な結果を得るためには大量投与が必要で,そのため循環血漿中のfibrinogenをも分解させ,出血傾向を生じてしまう.最近の研究の成果により,新しい血栓溶解酵素としてtissue-typeplasminogen activator(t-PA)やPro-urokinase(Pro-UK)1)が実用化されつつある.両酵素はおもに血栓(fibrin)上でplasminogenをplasminに活性化するため,UKやSKよりも高い血栓溶解特性を示す特徴を有する.
 本稿では,t-PAとPro-UKの構造と機能,および臨床治験成績について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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