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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻11号

1987年10月発行

文献概要

演習 —内科専門医による—実践診療EXERCISE

全身倦怠感,黄疸/頭痛,動悸,立ちくらみ

著者: 池田健次1

所属機関: 1虎の門病院・消化器科

ページ範囲:P.2471 - P.2474

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 53歳,女性,主婦.30歳のとき卵管結紮術の手術を受けたことがある.輸血歴なし.喫煙・飲酒ともに行わない.家族歴では,父が61歳の時,肝硬変にて死亡.
 11ヵ月前に心窩部痛,全身倦怠感,黄疸出現し,近医受診.肝機能障害を指摘され,同院に入院.入院時,総ビリルビン 18.4mg/dl,GOT 758,GPT 399といわれた.グリチルリチン製剤,ビタミン剤,ステロイド剤,グルタチオン製剤などの投与を受けたところ,症状は徐々に軽快し,黄疸もほぼ消失した.退院後,再び黄疸の出現,肝機能の増悪あり,当院受診した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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