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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻12号

1987年11月発行

文献概要

今月の主題 脳卒中up-to-date 補助診断法

CTの限界—MRIはCTに勝るか

著者: 西村一雅1 藤澤一朗1

所属機関: 1京都大学医学部・放射線科・核医学科

ページ範囲:P.2538 - P.2540

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 最近,臨床画像診断として急速に普及しつつあるMRIは頭部において最もその威力を発揮している.一般にMRI画像はX線CTよりもはるかに高いコントラストをもち,かつ骨によるアーチファクトがないために,いままでX線CTの盲点に近かった後頭蓋窩の小脳,橋,延髄などの病変の診断が非常に容易となった.
 本稿ではまず脳内出血,次に脳梗塞のMR像の特徴を述べ,最後にいわゆる脳卒中に関してのMRIの役割をX線CTと対比して考えたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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