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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻12号

1987年11月発行

文献概要

今月の主題 脳卒中up-to-date 治療

脳虚血急性期におけるCa拮抗薬の可否

著者: 藤島正敏1

所属機関: 1九州大学医学部・第2内科

ページ範囲:P.2547 - P.2549

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 脳虚血急性期(ここでは脳梗塞に限定し,TIAは含まない.発症直後の超急性期から発症1週以内を急性期と定義する.)には病巣の大小にかかわらず,その周辺には必ず浮腫を伴うことから,基礎治療として抗浮腫療法が一般に行われている.ほかに脳代謝賦活薬,血栓溶解薬を併用することもある.動脈の狭窄・閉塞による血流低下が虚血の原因である以上,閉塞血管の再開通あるいは側副血行路の発達をうながし,血流改善をはかることは根本的な治療法のように誰しも考えるが,実際には血管拡張薬はさまざまな理由から使用されず,むしろ禁忌とされている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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