文献詳細
今月の主題 脳卒中up-to-date
脳卒中におけるcontroversy
文献概要
非破裂性動脈瘤は一般に症候性の場合と非症候性の場合の2つがある.症候性(symptomatic)の場合は,動眼神経,視神経,下位脳神経などの脳神経麻痺,運動麻痺,頭痛,痙攣,脳虚血発作を主訴とする場合をいう.ただ症例によっては,これらの症状があっても脳動脈瘤との関係を同定し得ない場合もある.非症候性(asymptomatic)の場合は,これらの症状を呈せず,偶然脳動脈瘤が発見される場合(incidental aneurysm)をいう.
手術の適応に関しては,明らかに症候性の場合は原則として手術すべきである.非症候性の場合,とくに高齢者の場合は議論が分かれるが,統計では年間1〜3%は出血し,その半数以上が死亡するので,もし手術可能な部位の動脈瘤である場合,また動脈瘤の大きさが直径5mm以上の時は,将来起こり得る出血防止の意味で,やはり原則として手術すべきである.
手術の適応に関しては,明らかに症候性の場合は原則として手術すべきである.非症候性の場合,とくに高齢者の場合は議論が分かれるが,統計では年間1〜3%は出血し,その半数以上が死亡するので,もし手術可能な部位の動脈瘤である場合,また動脈瘤の大きさが直径5mm以上の時は,将来起こり得る出血防止の意味で,やはり原則として手術すべきである.
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