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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻12号

1987年11月発行

文献概要

今月の主題 脳卒中up-to-date 脳卒中におけるcontroversy

無症候性頸動脈病変をどうするか—血行再建肯定の立場から

著者: 福島孝徳1

所属機関: 1三井記念病院・脳神経外科

ページ範囲:P.2572 - P.2573

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 欧米においては虚血性脳血管障害の30〜40%が頸部頸動脈狭窄症(Carotid Disease,CD)によるものとされている.Mayo Clinicの報告では米国人のTIA・RINDの発生率が10万対50人で,内2/3がCDが原因と言われる4).全米のCD患者は毎年10万人にのぼり,その内35,000人が内膜剥離術(CEA)の適応になるという4).本邦では脳梗塞の主原因が頭蓋内頸動脈や中大脳動脈の狭窄・閉塞,あるいは小動脈梗塞であり,欧米型CDは未だ少ないとされている1,2).しかし,近年,超音波診断や脳血管撮影の普及によりCDの発見率が増えつつある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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