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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻13号

1987年12月発行

文献概要

今月の主題 免疫不全とAIDS 後天的免疫不全症

白血病における顆粒球減少

著者: 柴田弘俊1

所属機関: 1大阪府立成人病センター・臨床検査科

ページ範囲:P.2706 - P.2710

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 急性白血病においては,その疾患自体の正常骨髄機能の低下による顆粒球産生能の低下,さらに寛解導入療法中では抗白血病剤の多剤併用療法により,顆粒球はさらに減少する.また,白血病においては,顆粒球の減少とともに,種々の要因により免疫不全の状態が増幅され,易感染性はますます増大する(図1).しかし,白血病の治癒をめざした治療を行うにあたっては,この顆粒球の減少は治療計画を立てた時点より予測され,その時期も予測可能であり,かつその時期に発症するであろう感染症を克服しなければ,白血病の治療は成り立たない.本文では,急性白血病の顆粒球減少時の感染症の特徴を明らかにし,その予防法について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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