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文献概要
今月の主題 免疫不全とAIDS AIDS
Human immunodeficiency virus(HIV)のウイルス学
著者: 原田信志1
所属機関: 1京都大学・ウイルス研究所
ページ範囲:P.2724 - P.2726
文献購入ページに移動 1981年,突如として発生したAIDS(後天性免疫不全症候群)は,当時,男性同性愛者の間に広まった奇病の観があった1).しかし今では,このAIDSはウイルス感染症であることが明確となり2),AIDS自体も特殊なグループの枠を超えて広がりつつある.このように,AIDSそのものは,基本的には,血液および性交渉を介して伝播していく伝染性疾患である.しかし,その死亡率の高さ,治療法の無さから,AIDSは米国やヨーロッパのみならず全世界の社会的,医学的最重要課題となっている.
AIDSを理解するためには,この病気の原因ウイルスであるヒト免疫不全ウイルスhumanimmunodeficiency virus(HIV)の知識が必要である.本稿では,HIVのウイルス学的かつ一般的特徴を述べ,AIDSの一端を窺ってみたい.
AIDSを理解するためには,この病気の原因ウイルスであるヒト免疫不全ウイルスhumanimmunodeficiency virus(HIV)の知識が必要である.本稿では,HIVのウイルス学的かつ一般的特徴を述べ,AIDSの一端を窺ってみたい.
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