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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻13号

1987年12月発行

文献概要

今月の主題 免疫不全とAIDS AIDS

HIVの感染経路

著者: 相澤好治1 冨永衛1 高田勗1

所属機関: 1北里大学医学部・衛生学公衆衛生学

ページ範囲:P.2730 - P.2731

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 1981年に,アメリカで初めて報告されたAIDS(後天性免疫不全症候群)は,その後世界各国に広まり,1983年にはレトロウイルスの一種(HIV-humanimmunodeficiency virus)が原因であることが判明した.このウイルスは,体内に入ると細胞性免疫能を低下させ,その結果として日和見感染や,ある種の悪性腫瘍をひき起こしたり,中枢神経系にも影響を及ぼすために,恐れられている.
 HIVは感染力が非常に弱く,普通の日常生活のなかで感染することはほとんどないといわれているが,感染経路として最も重要なものは,表1のごとく「性的接触」,「血液による感染」,それに「母児感染」の3つであろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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