文献詳細
今月の主題 免疫不全とAIDS
AIDS
文献概要
後天性免疫不全症(以下AIDS)は繰り返す感染,および悪性腫瘍の合併を主要な徴候として発病後4,5年以内に不幸の転機を辿るきわめて難しい疾患である.
AIDSの病態の根底にはHIVまたはHTLV-III(LAV)ウイルスの感染がある.このウイルスは細胞性免疫の主役を担うTリンパ球を特異的に障害する.このために起こってくる様々の免疫不全の症状がAIDSの病態を構成する.すなわちHIV感染が原因となって身体の感染抵抗性の低下,および細胞性免疫の低下が現れる病態をAIDSと定義しているのである.
AIDSの病態の根底にはHIVまたはHTLV-III(LAV)ウイルスの感染がある.このウイルスは細胞性免疫の主役を担うTリンパ球を特異的に障害する.このために起こってくる様々の免疫不全の症状がAIDSの病態を構成する.すなわちHIV感染が原因となって身体の感染抵抗性の低下,および細胞性免疫の低下が現れる病態をAIDSと定義しているのである.
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