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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻13号

1987年12月発行

文献概要

今月の主題 免疫不全とAIDS AIDS

AIDSの診断方法

著者: 行山康1

所属機関: 1東京大学医学部・物療内科

ページ範囲:P.2735 - P.2737

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 後天性免疫不全症(以下AIDS)は繰り返す感染,および悪性腫瘍の合併を主要な徴候として発病後4,5年以内に不幸の転機を辿るきわめて難しい疾患である.
 AIDSの病態の根底にはHIVまたはHTLV-III(LAV)ウイルスの感染がある.このウイルスは細胞性免疫の主役を担うTリンパ球を特異的に障害する.このために起こってくる様々の免疫不全の症状がAIDSの病態を構成する.すなわちHIV感染が原因となって身体の感染抵抗性の低下,および細胞性免疫の低下が現れる病態をAIDSと定義しているのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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