文献詳細
文献概要
今月の主題 免疫不全とAIDS AIDS
AIDSと血友病
著者: 山田兼雄1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学・小児科
ページ範囲:P.2752 - P.2754
文献購入ページに移動 HIV(human immunodeficiency virus)に汚染された血友病製剤を輸注したことにより,血友病患者がHIVに感染してしまったことは,今世紀における最大の医療の悲劇であった.加熱製剤がいち速く普及したので,新たなHIV感染者が血友病患者の中から出ることはなくなった.しかしアメリカでは血友病Aは90%,血友病Bは50%陽性で,日本でも約40%の陽性者がいる.多くのキャリアを抱え,われわれはどのように対策をたてていくかが問題である.
掲載誌情報