文献詳細
文献概要
今月の主題 免疫不全とAIDS AIDS
日本のAIDSの現況と対策
著者: 塩川優一1
所属機関: 1順天堂大学
ページ範囲:P.2764 - P.2767
文献購入ページに移動 AIDSは1981年,アリメカで初めて発見された疾患である.現在の患者数は,アメリカ(以下USAを示す)40,051人(1987年8月10日,CDC),世界で56,765人(1987年8月12日,WHO)である.AIDSに対しては現在治療法はなく,死亡率も高い.しかも,患者の背後には,多数の無症状のキャリアーがおり,その数は患者数の50倍から100倍とされている.
日本のAIDSの問題を述べるには,常に欧米諸国,とくにアメリカの状況と対比しながら進めなければならない.日本のAIDSの今日の状態は,すでにこれらのAIDS先進国で経験済みであり,われわれはその経験に学びつつ,対策を行わなければならないのである.
日本のAIDSの問題を述べるには,常に欧米諸国,とくにアメリカの状況と対比しながら進めなければならない.日本のAIDSの今日の状態は,すでにこれらのAIDS先進国で経験済みであり,われわれはその経験に学びつつ,対策を行わなければならないのである.
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