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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻2号

1987年02月発行

文献概要

今月の主題 炎症性腸疾患とその周辺—診断と治療 診断

Crohn病のX線診断—これがキーポイントだ

著者: 八尾恒良1

所属機関: 1福岡大学医学部筑紫病院・内科

ページ範囲:P.224 - P.227

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小腸X線検査の重要性
 初診時に腸切除をされていなかったCrohn病の主病変部位は小腸または大腸およびその両者であるものが98〜99%を占める.この中で,小腸に病変が存在するもの(小腸型+小腸大腸型)は,われわれのグループで経験された91例で86%,「胃と腸」の集計で85%である.一方,大腸に病変があるもの(小腸大腸型+大腸型)は同様に55%と64%である1,2)
 したがって,Crohn病診断のためのX線検査は小腸造影を先に行った方が診断がつけ易い.鑑別診断も小腸の病変の方が容易であるので,Crohn病の診断には小腸のX線検査は必要不可欠である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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