icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina24巻2号

1987年02月発行

今月の主題 炎症性腸疾患とその周辺—診断と治療

診断

Crypt abscessと炎症性ポリープの病理所見

著者: 喜納勇1

所属機関: 1浜松医科大学医学部・病理学第1講座

ページ範囲:P.240 - P.241

文献概要

Crypt abscess(陰窩膿瘍)とは
 潰瘍性大腸炎を始めとする各種炎症性大腸疾患に,顕微鏡レベルで始めて認識できる病変で,図1がその代表的組織像である.
 すなわち,大腸陰窩(crypt)—これはLieberkuhn腺ともいう—の腺腔内に好中球を主とする炎症性細胞が集簇して浸潤し,陰窩が程度の差こそあれ拡張している状態を指す.腺上皮細胞が変性を示す場合が多いがこれは必要条件でない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら