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文献概要
今月の主題 炎症性腸疾患とその周辺—診断と治療 治療
Crohn病の内科的治療
著者: 西俣嘉人1 政信太郎1
所属機関: 1鹿児島大学医学部・第2内科
ページ範囲:P.252 - P.253
文献購入ページに移動 1932年,Crohn等がregional ileitisとして本症の概念を発表して以来,欧米では数多くの本症に関する文献が発表されてきたが,近年本邦でも多数のCrohn病患者の存在が毎年発表されている.本症は現在でも内科的治療に抵抗し,また,手術を行っても高率に再発するために,本症患者は完全に治癒することはほとんどないと考えられている.
本邦では従来,治療の目的で手術が施行されていたが,最近は手術しても再発が多く,なかには手術を繰り返して行う症例もあるために外科的切除に対して,より慎重になっている.現在では基本的には本症の治療は第一に内科的治療であるとみなされている.
本邦では従来,治療の目的で手術が施行されていたが,最近は手術しても再発が多く,なかには手術を繰り返して行う症例もあるために外科的切除に対して,より慎重になっている.現在では基本的には本症の治療は第一に内科的治療であるとみなされている.
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