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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻2号

1987年02月発行

今月の主題 炎症性腸疾患とその周辺—診断と治療

治療

潰瘍性大腸炎・Crohn病の手術適応

著者: 石沢隆1 島津久明1

所属機関: 1鹿児島大学医学部・第1外科

ページ範囲:P.254 - P.255

文献概要

 潰瘍性大腸炎,Crohn病は欧米に比べてまだ本邦では少ないが,最近増加の傾向にある.両疾患とも原因不明の難治性疾患で,治療の原則はまず内科的治療である.最近EDやTPNなどの導入や治療法の改善により内科的治療の成績は向上し,とくに潰瘍性大腸炎の手術療法は以前と比べて少なくなった.
 両疾患とも若年者に多く,しかも良性疾患であるので,なるべく早期のよりよき社会復帰を目標とした治療でなくてはならない.そのためには内科医と外科医が密接な連絡をとり適切な手術時期を決定することが重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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