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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻2号

1987年02月発行

文献概要

今月の主題 炎症性腸疾患とその周辺—診断と治療 治療

Behçet病の治療

著者: 朝倉均1 浜田慶城1 末松誠1 鈴木雅之1 三浦総一郎1 土屋雅春1

所属機関: 1慶応大学医学部・内科

ページ範囲:P.256 - P.257

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 ベーチェット病Behçet's diseaseは,病因不明のある一定の素因(HLA-Aw31,Bw51(B5),DRw6)をもった緩解と急性増悪を繰り返す,反復性,遷延性かつ難治性の全身性疾患である.主症状は,口腔粘膜の再発性アフタ性潰瘍,結節性紅斑様皮疹・皮下の血栓性静脈炎・毛嚢炎様皮疹・Prick test陽性などの皮膚症状,再発性前房蓄膿性虹彩炎・網膜脈絡膜炎などの眼症状および外陰部潰瘍の4大症状,副症状は,関節炎症状,消化器症状inteStinal-Behget,副睾丸炎,血管系症状vascularr-Behçet,精神・神経系症状neuro-Behçet,呼吸器症状,泌尿器症状などの7症状が挙げられており,症状の出現に応じて,完全型,不全型,疑い,特殊な病型(腸管,血管,神経)などの病型分類が行われている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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