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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻2号

1987年02月発行

今月の主題 炎症性腸疾患とその周辺—診断と治療

治療

炎症性腸疾患のhome hyperalimentation

著者: 正田良介1 松枝啓1

所属機関: 1国立病院医療センター・消化器科

ページ範囲:P.260 - P.262

文献概要

 炎症性腸疾患のうち,栄養療法の有効性はCrohn's Disease(以下,CD)では確立されているが,Ulcerative Colitis(以下,UC)では治療効果が低く,薬物療法の補助的治療法としての位置づけしか得られていない.そこで,本項では,主にCDにおけるhome hyperalimentationに関して述べたい.
 CDにおける,primary therapyとしてのTotalElemental Enteral Hyperalimentation(以下,TEEH)は,薬物療法と同等以上の有効性が証明されている.しかし,CDの寛解後にTEEHを中止した場合,高率に再燃がおきることが問題である.さらに,この寛解維持という点に関しては,薬物療法(Steroids,Sulfasalazopyridine)は無効であると考えられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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