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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻2号

1987年02月発行

今月の主題 炎症性腸疾患とその周辺—診断と治療

治療

炎症性腸疾患患者の食餌指導・生活指導・妊娠

著者: 福田能啓1 山村誠1 下山孝1

所属機関: 1兵庫医科大学医学部・第4内科

ページ範囲:P.264 - P.266

文献概要

 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎,Crohn病)は,現在のところ原因不明の疾患であり,治療法も確立しておらず,厚生省の難病に指定されている.サラゾピリン,副腎皮質ホルモン,メトロニダゾールなどの薬物療法や栄養療法により病変を緩解せしめ,日常生活に支障のない状態にすることが可能であるが,薬物療法を続けながらも,しばしば病状の悪化,再燃をきたすことがある.入院治療で緩解になった患者が,退院後の食事内容や生活条件で再燃し易くなることもある.本稿では,栄養療法を含めて食事療法について述べ,妊娠,分娩にふれながら再燃を防ぐために,どのような生活管理が必要であるかを考えてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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