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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻2号

1987年02月発行

文献概要

新薬情報

カルフェニール—一般名:ロベンザリットニナトリウム—慢性関節リウマチ治療剤

著者: 清川重人1 水島裕1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学・第1内科

ページ範囲:P.340 - P.342

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概略
 従来,慢性関節リウマチ(RA)の薬物治療は,即効性の抗炎症剤(非ステロイド性抗炎症剤など)と遅効性の抗リウマチ剤(金製剤,D-ペニシラミンなど)に大別されている.遅効性抗リウマチ剤は寛解導入剤とも呼ばれ,治療効果には優れる反面,重篤な副作用の出現も少なからずみられ,一般臨床医家にとって必ずしも処方しやすい薬剤とは言い難い.
 ロベンザリットニナトリウムは,わが国ではじめて開発された免疫調節作用を有する遅効性抗リウマチ剤である.効果は比較的マイルドであるが,重篤な副作用はみられていないことから,長期投薬が不可避である本疾患を治療する上で本剤は期待のもてる薬剤だと思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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