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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻2号

1987年02月発行

文献概要

症例から学ぶ抗生物質の使い方

感染性下痢のマネージメント

著者: 北原光夫1

所属機関: 1東京都済生会中央病院・内科

ページ範囲:P.344 - P.345

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 症例 58歳男性.5日前に家族と一緒に刺身を食べた後,2日前より嘔気,下痢,発熱をみるようになった.下痢は1日に5〜6回で,性状は水様性でなく,緑黄色の不透明な下痢便であった.血便は認めなかった.またテネスムスもないといっている.発熱は38〜39℃と持続しており,嘔気も伴っているので外来を訪れた.腹部所見は,膀部に圧痛があるが,腹部は軟らかく,腸の音も正常であった.しかし,不安感がつよく入院となる.5日前の食事以外はよく熱を通した食事であった.他の家族には同様な訴えはない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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