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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻3号

1987年03月発行

文献概要

演習 —内科専門医による—実践診療EXERCISE

胸部圧迫感

著者: 後藤葉一1

所属機関: 1国立循環器病センター研究所・循環動態機能部

ページ範囲:P.525 - P.526

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 61歳の会社役員.既往歴に特記すべきものなし.
 約6ヵ月前から,胸やけ様の胸部圧迫感が時々起こり,最近では3日に1回くらい起こるので来院した.症状は夕方から夜間の安静時または睡眠中に出現し,持続は1〜5分間で,冷汗,動悸,呼吸困難は伴わず,食事との関係も明らかではないが,疲労時や飲酒後に多いという.労作時に同症状が出現したことはなく,また駅の階段や坂道を昇って動悸,息切れ,胸痛を自覚したこともない.タバコ15本/日,ビール中びん1本/日.家族歴に特記すべきものなし.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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